もうすぐ認知症の父が実家からいなくなりそう

すっごく久しぶりのブログ更新です。

 

 

私の実家では両親と母方の祖母、妹一家(妹、妹の夫、長男、長女)が同居している。

私は同じ市内のちょっと離れたところに夫と二人で住んでいる。

 

父が認知症っぽいと思ったのは2009年くらいかな?

ジャガイモばかり大量に買い込んだり、

毎日散歩に行ってはものをなくしていたので、

そのあたりから私はおかしいと思っていた。

母に「おかしいよ。認知症じゃないか?」といっても聞き入れてもらえなかったし、

私は父と仲が悪かったからあまり深入りしないでおくことにしていた。

 

その後、なんども財布を無くし、実印をなくし、

ATMの使い方がわからなくて途方に暮れているところをみずほ銀行さんから市役所と警察に連絡がいって、警察の人と市役所の人から「これは認知症ですね」と言われてようやく母が父を病院に連れて行ったのが平成30年のあたり。

この病院で出された薬で下痢をするからといって薬も飲まず、行くのをやめたのが平成31年。そこから認知症の専門ではない近所の内科医にリバスタッチパッチを出してもらっているだけだった。

暴力行為で通っていたデイサービスの職員さんを骨折させてしまい出入り禁止になったのが令和2年。そこから病院を認知症の治療に力を入れているクリニックに変えて今に至っている。

一人で通院できなくなっているので、父の通院の際に付き添い車を出すのは私の役目になってしまった(ちなみに祖母の通院の際も付き添いと運転手をやっている)

通院の帰りに珈琲館によってコーヒーなどを飲ませる時間を取っているのが、私のできる最後の親孝行かな。

 

気が付いたら父は要介護5になっていて、生活の全てにおいて介助が必要な状態になっていた。介護を行うのは母で、可愛そうなくらい疲れ果てている。

 

父はこれまでの間に約束を忘れて友人からの信頼を失い、

問題を起こすので老人会からも追い出され、

毎日通っていた気功の回でも「マスクをしない」ことでトラブルになり、、、

父には普通の社会との接点がなくなりつつある。

家族と今通っている認知症向けデイサービスだけが父の世界だ。

 

家の中は3才と1才の幼子がいて、元気いっぱいに走り回っており、

にぎやかで落ち着かないのだろう。

ソファーか自室にこもって寝るばかり。

夜中に起きてきて「外に出られない」「帰れない」「どこに行ったらいいんだ」を大きな声で叫んでいる。

トイレでないところにおしっこをする。

家じゅういろんなところがおしっこまみれだ。

それを見つけて悲鳴をあげながら掃除をする母。

母はこの1年でものすごくやつれてしまった。

妹も幼子2人抱えて父のことも面倒見て、疲れ切っている。

 

最近では父とはあまり会話ができなくなってきた。

いちごを食べながら「いちご美味しい?」ときくと「美味しい」と返してくれるけど。

「今日はどうだった?」と聞くと「どうもこうも、●●電車区では△△で・・・・」という妄想の中のお話しか返ってこない。

 

父の姉夫婦が遊びに来てくれた時もずっと「写真を撮っておけばよかった。写真をとらないといけないんだ。」とすべての話を写真の話になってしまった。おじさんおばさんは1時間くらいしか一緒にいられなかったけど、父が明らかにおかしいのは分かったんだろう。

父はとっても楽しかったみたいだけど、興奮しすぎたみたいで次の日のデイサービスでは不穏時対応されていた。

 

明日3月3日に、ケアマネさんと家族の話し合いの時に、レスパイト入院の説明を聞きに行った病院の家族支援員さんが同席してくれるとのこと。これで決まるのかな。

父との思い出を今思い出すと眠れなくなりそうだから、話し合いが終わったとにゆっくり思い出すとするか。

さあどうなることやら。

 

私は失業状態だから、実家の手伝いができるけど、仕事があったらこんなにかかわれないよな。仕事がなくてよかったんだか悪かったんだか。

でも、実家問題があるから仕事が探せないんだな。父と母と祖母を病院に連れていくので月曜日と金曜日が稼働できない状態なうえ、いつ警察から「お父さんを保護したので迎えに来てください」という連絡が来るかわからないから。